韓国旅行5日目~最終日

朝起きて携帯を見てみると、昨日四人で飲んだうちの一人の女の子からメッセージがきていた。知り合いのKoreanのDjをおれに紹介してくれるらしい。二時半に待ち合わせだ。そしてそのあとまたおれが去る前に会いたいとのこと。本当にいい時間を昨日過ごせたと思えた。

 

待ち合わせ場所にいくと、がたいのでかい、でかめのリュックを背負っているやつを発見した。彼の名はEnoch、Djはもちろん、自分の音楽もつくるらしい。

 

彼におすすめの昼飯を食う場所を聞くと、「Korean BBQは食ったか。」と聞かれ、「それだ!」という感じで彼がよく行く食べ放題のKBBQの店へ行くことに。おれが滞在していたItaewonからバスで30分ほどのSinchonという場所だ。KBBQ屋に入り、彼がオーダーしてくれた。やたら量の多い、牛、豚で系4種類の肉がきた。もちろん白飯、野菜、キムチなどの調味料も食べ放題だ。それでたったの1000円ほど。ありえない。

味もかなりおいしい。やっとローカルな場所でローカルなことができている。やはり人に会うのは最高だ。KUの彼らのこともあり、感謝しきれないほど感謝していた。

 

食い終わったおれたちは、Enochがオーナーのクラブ箱に行くことに。KBBQ屋からはすぐ近く、歩いて5分ほどだった。食べ終わったのがちょうど4時半くらいだったのだが、イベントが6時までやっているらしい。

 

その場所はビルの地下一階にあった。入るとクラブミュージックが流れており、Djの背後の壁にはKorean flagが映し出されており、両壁はプロジェクターで色とりどりの映像が流されていた。小さいが、いい場所だ。そこで踊っている奴らはその両手に韓国の旗を持ち踊っていた。今日は三月一日。昨日のクラブでの女の子たちを思い出した。少し居ずらい気持ちを感じながらも、「どうせなら楽しもう。」そう思いKorean flagを両手に彼らが踊っている輪に特攻。曲は Run away by Galantis。なにも関係なかった。言葉よりフィーリングだ。彼らと踊っているとなにも問題はないように思えた。ただただ楽しかった。変に気取っていない。ただその場を楽しんでいる。そんな彼らの姿勢が好きなんだと確信した。

 

イベントが終わり、近くの小さなカフェとパブが混ざったようなところで昨日の友達と待ち合わせる。そこはビルの一室で、小さな空間だった。ただ雰囲気がやたらいい。韓国人の彼女をつくって戻ってこようと心に決めた。

少しすると昨日の子と、そして彼女の他の女友達も来た。四人でビールを飲むことに。雰囲気が静かでかなりchillな場所だったので、騒がずいつもの調子で話していると、「昨日みたいになってよ!」と言われた。「でもここそういう雰囲気じゃないよ、、」としか言えず、しかしおれの話をよく聞いてくれる彼女に感謝していた。

 

21時くらいになり、そこから何か食いにいくことに。またローカルな場所にいける。おれはかなりハッピーだった。

そこも居酒屋のような雰囲気で、本当にローカルな雰囲気だ。たわいもない話をし、うまい飯を食う。最高だった。「やっとおれがしたかったことができている。こんなによくしてくれるやつらがいたのか。」ただただ感謝をしていた。

彼女の友人は明日仕事があるからと23時頃には帰宅していった。三人になり、おれがどれほど感謝しているかとか、彼女もおれがどれほど彼女らを笑かして幸せにしたかとか明日去るのがさみしいだとかを話してくれた。そんな話をしているうち、おれは自然に涙が出そうになった。さらにKUのやつらの話とかどれだけ友達がここでほしかったかとか話してるうちに、おれは泣いていた。そして彼女も泣き出した。

「1日しか会ってないのにまたすぐ会いに来ようと思うなんてこと韓国人はあんまりないよ。君はすごい特別だよ。」「2日しか会ってないのに泣いたことなんてなかったし、1年以上の友達が留学に行くときも泣かなかったのに。」そんなことを聞いているうちに、おれはもう涙が止まらなくなった。

「君たちはおれにとっても特別だよ。また戻ってくるよ。いまならおれがここに戻ってくる理由があるから。」どれほどおれが彼らに感謝していて、よくしてもらっていたか気づかされた。

「今日は3月1日。私たちにとっては大事な日。私は前は日本とか日本人にとっていいイメージがなかった。だから日本にも行ったことがなかった。前の会社での日本の同僚も全然私によくしてくれなかった。彼らはシャイでそんな話したがらない。でも初めていま日本人の友達ができた。君は私にとってはじめての日本人の友達だよ。」

少し酔っていたのは酔っていた。だけどこの瞬間がただただ美しいものだった。人はいつもなにかのしがらみにすでにとらわれていることが多い。国だったり、肌の色だったり、歴史的ななにかだったりだ。それがなんであれ、その問題の前に、人はただ人であるべきだ。全員が同じじゃなくていい。だけどそうであってもおれたちは地球にただ住んでるだけの仲間だと思いたい。

ひとしきり泣いた後、帰路へとうとうつくことに。こんな泣いたのは久しぶりだった。忘れるはずがない思い出がまた増えた。

 

彼らに呼んでもらったタクシーがきた。とうとう一旦お別れのときだ。ハグを彼らとしてタクシーに乗り込む。「See you again!」力強くそう言って、別れを告げた。

 

タクシーの運転手さんにどれだけおれがいい時間をすごしたかを語った。おそらくあまり英語を理解していなかったが、うんうんとよく聞いてくれた。「I love Korea」とだけしっかり伝えておいた。

 

ホステル前へ着き、クレカで払うことに。キャッシュがなかったからだ。するとチップを読み込まない。「Shit.」財布を見ると15000 won しかない、タクシー代金は17000 wonだ。運転手さんにあるだけのキャッシュをみせる。何回かクレカも試したが、やはりだめだ。キャッシュが足りてないはずで怒っていい状況のはずなのに、彼は陽気に笑って、「It's ok」そう言ってくれた。

 

最終日にしてラッシュのように起こった多くのイベント。また戻ってきたくなった。いつも大事なのは場所ではなかった。人だ。それを確信し、眠りについた。

 

これで6日間の韓国旅行は終わった。KUの女の子にも会えなかったし、KUのやつらにもほとんど会えなかった。だけどそれ以上に、歴史のこと、もっと深い人のことを知れた気がした。たった6日間だったが、この旅行で完全におれの韓国や韓国の人に対する見かたが変わった。本当にきれいな瞬間をありがとう。